2010年02月16日

◆医療の現在 生きていく力 19

確かな“変化”と思われました。
診察室を出る時の歩行も、入室時に較べて、しっかりしていました。
「先生と 話して、元気が出たね 野村さん」という看護師の言葉も “変化”を側面から確認しているようです。
野村さんの後に続く、矢継ぎ早の外来診療を 乗り切り暫し、外来が途切れた時、医師の意識にふと 野村さんの“変化”のことが浮上しました。
引っ掛かりは、無意識の中で、居心地悪く 浮上を待っていたようでした。
『なんなのだろう あの 変化は』という 引っ掛かりです。
そう言えば、今回ほど くっきりしてなくても、こうした“変化”は、医療の場での人間関係で、時々あるように思われました。
【治った もしくは 直った】 医療の場での目標です。
薬で、処置で、手術で、生活習慣の改善で、【治った もしくは 直った】
さっき目撃した“変化”と【治った もしくは 直った】はどう違うのだろう。
外来で疲れた医師の心身に活気が出てきました。
自分にとって、興味あるテーマで、自分が元気になっていくという変化。
些細なことだけど 自分に野村さんと同じことが生じているのか

次回に続きます。


同じカテゴリー(レッスン)の記事
 医療の現在 生きる力 20 (2010-02-21 10:00)
 医療の現在 生きていく力 18 (2010-02-15 06:49)
 医療の現在 生きていく力 17 (2010-02-12 07:00)
 医療の現在 生きていく力 16 (2010-02-09 06:17)
 医療の現在 生きていく力 15 (2010-02-05 06:13)
 医療の現在 生きていく力 14 (2010-02-03 20:37)

Posted by 杉謙一 at 06:17│Comments(0)レッスン
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。