2011年05月08日
◆サプリ考 8
抗酸化作用とは、「酸化に抗う」作用という訳ですから、「酸化」とは何かということになります。
「酸化」とは何か
一口で言えば、酸化とは、モノが燃えることです。
例えば、食品成分表によれば、食パン100gは、264kcal と記載されています。
食パン100gが燃えたら、264 kcalのエネルギーが産生されますよ ということです。
食物を分析する手順は、乾燥して、水分を取り除く→脂肪をエーテルで溶かす などなどと煩雑です。
しかし、最終的には、実際に、食パンを燃やして、その熱産生量(エネルギー産生量)を測定した数字が、根拠となっています。
食パンが、体内で酸化される(摂食 消化 吸収 代謝)こと
食パンが実験室で燃やされ発熱すること
この両者は、本質的に同一であるという考えは、18世紀末 フランスの科学者ラボアジエが確立し、当時としては画期的なものでした。
それから200年経ちました。
現在では、酸化は電子の移動と定義されています。
酸化は必ず還元とリンクしています。
二つの物質の間に生じる現象なのです、酸化―還元現象は。
二つの物質、物質Aと物質Bを例にします。
物質Aが酸化されたということは、物質Aが物質Bに電子を与えたということで、物質Bは電子をもらって還元されたということなのです。
還元された物質Bを酸化剤と呼びます。
酸素は酸化剤なのです。
善玉 悪玉論で、単純化すると 善玉は還元力、水素イオンなどなど。
悪玉は活性酸素 、酸化作用などなどとなるわけです。
しかし 食品の一次機能は 勿論 栄養です。
栄養の一番目はカロリー。
カロリーとは食物が酸化されて産生される。
この 基本はしっかり押さえておきましょう。
ではどうして、酸化作用 即 悪玉
抗酸化作用を謳うサプリ続出という事態になったのか。
次回に続きます。
「酸化」とは何か
一口で言えば、酸化とは、モノが燃えることです。
例えば、食品成分表によれば、食パン100gは、264kcal と記載されています。
食パン100gが燃えたら、264 kcalのエネルギーが産生されますよ ということです。
食物を分析する手順は、乾燥して、水分を取り除く→脂肪をエーテルで溶かす などなどと煩雑です。
しかし、最終的には、実際に、食パンを燃やして、その熱産生量(エネルギー産生量)を測定した数字が、根拠となっています。
食パンが、体内で酸化される(摂食 消化 吸収 代謝)こと
食パンが実験室で燃やされ発熱すること
この両者は、本質的に同一であるという考えは、18世紀末 フランスの科学者ラボアジエが確立し、当時としては画期的なものでした。
それから200年経ちました。
現在では、酸化は電子の移動と定義されています。
酸化は必ず還元とリンクしています。
二つの物質の間に生じる現象なのです、酸化―還元現象は。
二つの物質、物質Aと物質Bを例にします。
物質Aが酸化されたということは、物質Aが物質Bに電子を与えたということで、物質Bは電子をもらって還元されたということなのです。
還元された物質Bを酸化剤と呼びます。
酸素は酸化剤なのです。
善玉 悪玉論で、単純化すると 善玉は還元力、水素イオンなどなど。
悪玉は活性酸素 、酸化作用などなどとなるわけです。
しかし 食品の一次機能は 勿論 栄養です。
栄養の一番目はカロリー。
カロリーとは食物が酸化されて産生される。
この 基本はしっかり押さえておきましょう。
ではどうして、酸化作用 即 悪玉
抗酸化作用を謳うサプリ続出という事態になったのか。
次回に続きます。
Posted by 杉謙一 at 17:56│Comments(0)
│医療と生活