2010年02月03日
◆医療の現在 生きていく力 14
野村さんと付き添いの看護師と医師の掛け合い漫才のような応酬のなかで、時々医師は、不思議に思いました。
「なんだろう この違いは? 20年前の病棟と、この診察室の違いは・・」と。
ちなみに、以下は、「生きていく力」の最初の頃の文章です。
“20年前、野村さんの入院しておられた病院では、月に2-3回血糖検査が実施されていました。
野村さんは血糖検査の結果を知りたいと強く思っていましたが、医療スタッフは結果を本人に通知することに、熱心ではありませんでした。とても忙しかったのです。“
「20年前の、病院の場では、こんな、自由な応酬がなかった。
患者は患者らしく振舞い、看護婦(当時)は、看護婦らしく振舞い、医師は医師らしく鎮座していて、それはそれで様になってたんだけど・・・。 随分 変わってしまったよな。野村さんは もうこの年で、変わりようもないけど、看護師も医師である自分も随分変わったんだよな」
「まあ、普通のヒト同士として、意思疎通が 自然にできるようになって いいことなんだな 多分」
野村さん:「先生 まだ なかなか 死にそうにないけど、いつ死ぬんやろうかね 私は、」
出た!
いつもの 野村さんの口癖です。
次回に続きます。
「なんだろう この違いは? 20年前の病棟と、この診察室の違いは・・」と。
ちなみに、以下は、「生きていく力」の最初の頃の文章です。
“20年前、野村さんの入院しておられた病院では、月に2-3回血糖検査が実施されていました。
野村さんは血糖検査の結果を知りたいと強く思っていましたが、医療スタッフは結果を本人に通知することに、熱心ではありませんでした。とても忙しかったのです。“
「20年前の、病院の場では、こんな、自由な応酬がなかった。
患者は患者らしく振舞い、看護婦(当時)は、看護婦らしく振舞い、医師は医師らしく鎮座していて、それはそれで様になってたんだけど・・・。 随分 変わってしまったよな。野村さんは もうこの年で、変わりようもないけど、看護師も医師である自分も随分変わったんだよな」
「まあ、普通のヒト同士として、意思疎通が 自然にできるようになって いいことなんだな 多分」
野村さん:「先生 まだ なかなか 死にそうにないけど、いつ死ぬんやろうかね 私は、」
出た!
いつもの 野村さんの口癖です。
次回に続きます。
Posted by 杉謙一 at 20:37│Comments(0)
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