2010年04月03日

◆養生の実際 身体活動 1-9

間接熱量測定法は、ヒトが呼吸して、吐き出す呼気を分析して、消費したエネルギーを推定しようという考えです。
測定するものは、酸素、二酸化炭素です。さらに、尿中の窒素も測定に加える方法もあります。
焚き火で熱が出る(近年、見ない光景ですが)のも、ヒトの体内で食べ物が代謝されるのも、原理的には、同一の現象と考えます。そうすると、酸素が燃えて二酸化炭素になるという“燃焼”という同一の現象ですから、ヒトの使用する酸素と生産する二酸化炭素を測定すれば良い。ヒトの吐く息を分析して というわけです。
酸素の消費量が間接熱量測定での主因子で、酸素量だけで、熱量を類推する簡易法もあります。
酸素1Lを消費すると約5kcalの熱が生産されるとされています。
もっと精密な方法では、①酸素の消費量 ②二酸化炭素の排出量 ③尿から排泄される窒素量 を実測して、計算式で算出します。
③の窒素量は、以前書いた“食事誘発性熱産生”と絡んでいます。
蛋白質は、カロリー源として、効率が悪いという話です。
どういうことでしょうか?


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Posted by 杉謙一 at 06:19│Comments(0)養生
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