2009年10月14日
◆医療の現在 古くて新しい問題 酒。 2
WHO(世界保健機構)という健康問題の、世界の総元締め的な組織があります。
そのWHOによるとグローバルレベルで疾患の原因となっている原因は、1.高血圧 2.喫煙 3.飲酒 だそうです。
ただ“酒問題”はアプローチがむつかしい。
或るヒト、例えば田中さんにとっての“健康問題としての酒”を考えようとする時、平均的なアルコール摂取量を把握することが、先ず第一歩となることは言うまでもありません。ところが、この第一歩が実にむつかしいのです。
アルコール摂取量を正確に教えてもらえたら、健康問題としての酒という課題は、半分以上解決したと言えるのではないかと 思えるほどです。
韜晦という言葉があります。
辞書では、「自分の才能・地位などをつつみかくすこと、形跡をくらましかくすこと」だそうです。
医師が、患者さんのアルコール摂取量を知りたいと質問を重ねる時の、酒飲みの対応はまさしく「韜晦」と呼ぶに相応しいようにも思えます。
私も医師として年輪を経るうち、筋金入りの韜晦を発揮する方は、多くの場合、酒問題が健康問題にまで深化している方であることを識るようになりました。
最近では、日々、どんな種類の酒をどれくらい飲んでいるかという数字より、それを聞き出す会話での韜晦の巧みさの程度の方が、重要な情報であるとまで思うに到っています。
藪の中の、実際のアルコール摂取量ですが、健康障害は、冷徹にアルコール摂取量と相関します。
さきほど、“酒飲み”という言葉を使いましたが、“酒飲み”と呼ばれるためには、1日20gのアルコール摂取が、条件のようです。
健康問題としの“酒飲み”を論じる時には。
20gのアルコール、すなわち25mlのアルコール。
ということは、毎日、アサヒス-パードライ500mlで止まる人は“酒飲み”とは、呼んでもらえないということです。
少なくても、健康問題としての“酒飲み”ではない。
どういうことなのでしょう。
次回に続きます。
そのWHOによるとグローバルレベルで疾患の原因となっている原因は、1.高血圧 2.喫煙 3.飲酒 だそうです。
ただ“酒問題”はアプローチがむつかしい。
或るヒト、例えば田中さんにとっての“健康問題としての酒”を考えようとする時、平均的なアルコール摂取量を把握することが、先ず第一歩となることは言うまでもありません。ところが、この第一歩が実にむつかしいのです。
アルコール摂取量を正確に教えてもらえたら、健康問題としての酒という課題は、半分以上解決したと言えるのではないかと 思えるほどです。
韜晦という言葉があります。
辞書では、「自分の才能・地位などをつつみかくすこと、形跡をくらましかくすこと」だそうです。
医師が、患者さんのアルコール摂取量を知りたいと質問を重ねる時の、酒飲みの対応はまさしく「韜晦」と呼ぶに相応しいようにも思えます。
私も医師として年輪を経るうち、筋金入りの韜晦を発揮する方は、多くの場合、酒問題が健康問題にまで深化している方であることを識るようになりました。
最近では、日々、どんな種類の酒をどれくらい飲んでいるかという数字より、それを聞き出す会話での韜晦の巧みさの程度の方が、重要な情報であるとまで思うに到っています。
藪の中の、実際のアルコール摂取量ですが、健康障害は、冷徹にアルコール摂取量と相関します。
さきほど、“酒飲み”という言葉を使いましたが、“酒飲み”と呼ばれるためには、1日20gのアルコール摂取が、条件のようです。
健康問題としの“酒飲み”を論じる時には。
20gのアルコール、すなわち25mlのアルコール。
ということは、毎日、アサヒス-パードライ500mlで止まる人は“酒飲み”とは、呼んでもらえないということです。
少なくても、健康問題としての“酒飲み”ではない。
どういうことなのでしょう。
次回に続きます。
医療の現在 食事療法 あれこれ 11
医療の現在 食事慮法 あれこれ 10
医療の現在 食事療法 あれこれ 9
医療の現在 食事療法 あれこれ 8
医療の現在 食事療法 あれこれ 7
医療の現在 食事療法あれこれ 7
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Posted by 杉謙一 at 05:50│Comments(0)
│診療の徒然に